過活動膀胱を自力で改善する
あまり公に対して相談できる内容ではないので、一人で悩みを抱え込んでしまうことが多いのが過活動膀胱です。
誰にも話せずに一人で抱え込んでいるため、あまり患者数が多くないように感じられるのですが、実は症状に見舞われている女性はかなり多いと言われています。
治療法としては真っ先に薬剤が思い浮かばれるのですが、身体のことを考えるとあまり使いたくないと感じる方が多いですし、期待していた効能が感じられないという方も居ます。
このようにとても厄介な過活動膀胱は、人前に出ることはもちろん一人で外出するのでさえ不安になってしまいます。
八方塞がりで気持ちまで落ち込みがちになるのですが、実は自宅ですぐに始められる運動で悩みの種になっている過活動膀胱を改善していけることがわかっています。
骨盤底筋を鍛えて女性の過活動膀胱対策
過活動膀胱は、本来大きく伸縮することができる膀胱が機能しなくなることが要因だと思われている事が多いです。
自分の意志で活動を変化させられる器官ではないので、治療法が無いと思われていることも多いのですが、実は筋肉を鍛えることでかつてのように柔軟性を取り戻せることが判明しています。
そこで、運動の時に意識して動かすべき部位として骨盤底筋が挙げられます。
骨盤底筋という名前を見た時、そのような名前の筋肉が存在しているように感じるものですが、実際は存在しておらず骨盤の下部に位置している筋肉を総じて呼んでいます。
さらに、近頃話題になることも多いインナーマッスルにも意識を向けて運動することにより、過活動膀胱を著しく良好にさせられることがわかっています。
骨盤底筋体操などと言われて、テレビなどでも紹介されているのを見たことがあるのではないでしょうか?
例えばこんなエクササイズです。
また、これらの運動を行なう時は誰もが楽に行えるというのも魅力的なポイントと言えます。
椅子に着座したまま下腹部の筋肉に集中し、強弱をつけながら力むようにするだけで、十分過活動膀胱の運動になります。
腹筋という大きな組織が近いので、腹筋を動かしてしまいそうになりますが、下腹部であることを意識しましょう。
過活動膀胱にピラティスがおすすめ
また、私が実際にやっている運動で骨盤底筋を意識できているのはピラティスです。
ピラティスはコア(インナーマッスル)を意識して行うエクササイズです。
まさに骨盤底筋あたりを鍛えるというわけです。
先生にもよるのですが、常に骨盤底筋を意識できるように声をかけてくれるインストラクターがいまして、そのクラスによく行っています。
エアロビクスやズンバのように派手な動きではなく、ヨガから派生した静かな動きですが、かなり筋肉を使うエクササイズですので、私のように出産をして激しい運動はきついという方におすすめです。
(運動嫌いな友達は、「無理!」って言っていましたが)
若い方でなく、ちょっと年配の方も多いクラスに行くと(昼間ですかね)先生もその辺を理解してくれているかもしれません。
あと、出産して尿漏れなどをしたことがある先生は気にして声をかけてくれるのではないかなと思います。
また、探してみると、自治体主催の骨盤底筋体操教室などもあります。
これは、60歳以上などの女性対象だったりしますので、あてはまるようでしたらぜひ活用してみてください。
骨盤底筋体操は簡単な運動ですが、その分
やりがいがない。。。
つまらないし、続かない。。。
意外と力を入れるところが間違えている。。。
なんてこともあります。
病院で指導してくれるところもありますが、まだ病院へ行っていないというのでしたら、そういったところも活用してみてください。